役割理論

役割理論とは役割の種類役割理論でパーティを作る

役割理論とは
役割理論とは、シングルバトルにおいて個々のポケモンの役割分担を意識することで より勝利に近づくことを目的とする考え方です。 そのポケモンがどの相手に対抗できるのか、 交換で出せるのかを、パーティ構築時や対戦中に考えられるようになります。
この対戦理論は2000年頃に ジムリーダーの城 様で啓蒙され、現在に至るまでに多くのサイトで紹介されてきたのですが、 それ故にサイトによって用語の種類や解釈が異なる場合があります。
役割の種類:潰し,受け,流し,補佐,役割破壊,間接役割破壊
相手のあのポケモンはこのポケモンに任せる、と言うだけでもコミュニケーションは成立するのですが、 より円滑に進められるように 潰し、受けといった役割理論の造語を使用することをお勧めします。

潰しと流し、潰しと役割破壊など、他の役割と同じ意味を含む場合があり、 一気に把握しようとすると大変なので、使いながら少しずつ大雑把に覚えれば十分だと思います。
同じような意味を含む造語は混同して使われることもあります。 その用語がどのような意味で使われているのかは状況により判断する必要があるでしょう。

【潰し】
①1対1のときに倒すことが出来る状態。
使用例:ライコウはオーダイル潰しの役割を持っている。

②1対1では勝てなくても、回復が追い付かない状態。
使用例:オーダイルはライコウに1対1では勝てないが、交換際に「たきのぼり」を当てることで、ライコウが「ねむる」を覚えていても何時か倒すことが出来るので、ライコウ潰しの役割を持っている。

③一時的に相手の回復を追いつかないように出来ている状態。
使用例:オーダイルの「たきのぼり」で「ねむる」スイクンは倒せないが、「いやなおと」を併用することで回復が追い付かないとき、スイクン潰しの役割を持っている。

④他のポケモンのお蔭で一時的に相手の回復を追いつかないように出来ている状態。
使用例:メタグロスは「じこさいせい」ミロカロスを倒せないが、ボーマンダの「どくどく」によりミロカロスが猛毒状態になっており、そのお蔭で回復が追い付かないとき、ミロカロス潰しの役割を持っている。
使用例:ボーマンダは「じこさいせい」ミロカロスを倒せないが、ハガネールの「だいばくはつ」でHPが減少したミロカロスを倒すことが出来るとき、ミロカロス潰しの役割を持っている。


【受け】
①1対1のときに倒されない状態。
使用例:カビゴンはライコウの「10まんボルト」を3発耐えることが出来るので、「ねむる」を覚えさせることでライコウ受けの役割を持つことが出来る。

②後出しし続けても倒されない状態。
使用例:カビゴンはライコウより素早さが低いため、後出しから受けであり続けたい場合は「ねむる」を覚えさせ、ライコウの攻撃を4発耐える必要がある。

③一時的に倒されない状態。
使用例:カビゴンはメタグロスの「コメットパンチ」3発で倒されてしまうが、「のろい」と「ねむる」を合わせることにより倒されないので、一時的にメタグロス受けの役割を持つことが出来る。

④他のポケモンのお蔭で一時的に倒されない状態。
使用例:ミロカロスは『こだわりハチマキ』カイリューの逆鱗2発で倒されてしまうので「じこさいせい」でも回復が追い付かないが、味方の「リフレクター」により一時的にカイリュー受けの役割を持つことが出来る。


※補足1:【潰し】【受け】を同時に持つ状態を【封じ】と言います。
※補足2:【受け】の③④は【誤魔化し】とも言います。



【流し】
①後出しから倒せる状態。(=後出し+【潰し】①)
使用例:ボーマンダはヘラクロスに後出ししてから、ヘラクロスを倒すことが出来るのでヘラクロス流しの役割を持っている。

②1対1のときに倒すことが出来る状態。(=【潰し】①)
使用例:ゴウカザルはエンペルトの「なみのり」1発で倒されてしまうため後出しできないが「インファイト」1発で倒すことが出来るので、エンペルト流しの役割を持っている。

③あるポケモンと攻撃し合った時、そのバトルに勝利できる状態(本来の意味)
使用例:詳しくは決定力の簡易モデルまとめにて。 流しは決定力に深く関わる要素で、未だに分かっていないことが多いです。 ①②の意味は一般的に使われているものですが、流しは相手を倒せなくても成立することがあるので、 間違っているとも言えます。


※補足3:【流し】の役割を持つポケモンを流すポケモンに後出しできる回数のことを流し(の)回数と言います。 ボーマンダのヘラクロス流しの回数は1回、ゴウカザルのエンペルト流しの回数は0回といったように用います。



【補佐】
①他のポケモンの潰しを一時的に成立するように出来る状態。
使用例:エアームドが「まきびし」を使うことで相手ミロカロスのボーマンダ受けを成立させなく出来るとき、ボーマンダ補佐の役割を持っている。

②他のポケモンの受けを一時的に成立するように出来る状態。
使用例:ライコウが「リフレクター」を張ることで相手のボーマンダのミロカロス潰しを成立させなく出来るとき、ミロカロス補佐の役割を持っている。

③相手のポケモンの流しの回数を減らすことが出来る状態。
使用例:フォレトスが「ステルスロック」を使うことで相手ボーマンダのヘラクロス流しの回数を減らすことが出来るとき、ヘラクロス補佐の役割を持っている。

④こちらのポケモンの流しの回数を増やすことが出来る状態。
使用例:サンダースが「ねがいごと」を使うことでこちらのヘラクロスのカビゴン流しの回数を増やすことが出来るとき、ヘラクロス補佐の役割を持っている。



【役割破壊】
①相手が想定している受けを成立させなく出来る状態。(≒潰し①②③)
使用例:「ねむる」を覚えたフォレトスはカビゴンの「おんがえし」なら受けることが出来るが、「だいもんじ」を覚えていたため役割破壊されてしまった。

②一時的に相手の回復を追いつかないように出来ている状態。(=【潰し】③)
使用例:オーダイルの「たきのぼり」で「ねむる」持ちスイクンは倒せないが、「いやなおと」により回復が追い付かず、役割破壊されてしまった。

③一時的に倒されない状態。(=【受け】③)
使用例:カビゴンはメタグロスの「コメットパンチ」3発で倒せるが、「のろい」「ねむる」を併用されたため倒すことが出来ず、役割破壊されてしまった。



【間接役割破壊】
①こちらの複数のポケモンに対し受け・流しを想定している相手を倒すことが出来る状態。(≒潰し①②③)
使用例:メタグロスの「だいばくはつ」で相手ミロカロスを倒す(間接役割破壊する)ことで、ボーマンダを止められなくする。

②他のポケモンの潰しを成立させることが出来る状態。(=補佐①)
使用例:ハガネールの「だいばくはつ」で相手ミロカロスのHPを減らしボーマンダのミロカロス潰しを成立させられるとき、ハガネールはミロカロス間接役割破壊の役割を持っている。
使用例:エアームドが「まきびし」を使うことで相手ミロカロスのボーマンダ受けを成立させなく出来るとき、エアームドはミロカロス間接役割破壊の役割を持っている。

③他のポケモンの受けを成立させることが出来る状態。(=補佐②)
使用例:ライコウの「リフレクター」でミロカロスのボーマンダ受けを成立させられるとき、ライコウはボーマンダ間接役割破壊の役割を持っている。
役割理論でパーティを作る
イメージを掴みやすくする為、役割を意識したパーティ作成例を載せておきます。
まず1匹目は能力が高いという理由からボーマンダを入れることにします。 ボーマンダはヘラクロスやカイリキーなどの格闘ポケモンの「ストーンエッジ」を1発耐え、 「りゅうせいぐん」などで倒すことができます。ボーマンダは格闘ポケモン潰し の役割を持っていると言えます。
次に、ボーマンダはガブリアス、「めざめるパワー(氷)」ゴウカザルに潰されるので 2匹目はそれらポケモンを潰せるミロカロスを入れることにします。
3匹目は、ユキノオーや「みがわり」「まもる」+『たべのこし』〔アイスボディ〕トドゼルガといった、 ボーマンダとミロカロスが潰されてしまうポケモンのため、 「アンコール」ゴウカザルを入れることにします。 この時点で、相手の「じこさいせい」ミロカロスに潰しの役割を持てるポケモンがいません。 少々危険ですが、こちらのミロカロスの「さいみんじゅつ」で相手ミロカロスを眠らせ、 ゴウカザルの「くさむすび」で潰すということにしましょう。
もちろん4匹目に役割を持てるポケモンを入れても良いですし、 放置するのもアリです。

以上より、作成中のパーティをまとめます。
ボーマンダ 持ち物:未定 技:りゅうせいぐん等の攻撃技 残り未定
 役割:(一部除く)格闘ポケモン潰し
ミロカロス 持ち物:未定 技:さいみんじゅつ 残り未定
 役割:ガブリアス潰し、ゴウカザル潰し、ゴウカザル補佐
ゴウカザル 持ち物:未定 技:アンコール くさむすび 残り未定
 役割:ユキノオー潰し、トドゼルガ潰し、ミロカロス潰し

この後も、役割を意識しながらどのような技を覚えさせていくか、どのようなポケモンを 入れていくかを考えていき、パーティを決定します。
対戦理論【役割理論】[決定力][勝率]
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